大学生は知っておきたいコーヒーの真実【搾取問題やフェアトレード】

アイキャッチ画像大学生

あなたは自分が善人だと思いますか?
実は先進国の我々は、知らず知らずのうちに発展途上国の人々を苦しめているのです。

今回は「日常にあるコーヒーから見えてくる世界」について紹介します。

僕はこの事実を知った時に、世界について考えさせられました。
そして、不謹慎ながら「面白い」とも感じました。
もちろん「funny」ではなく「interesting」の意味です。

知らなかったことを知ることは面白いです。
この記事で「面白い」と思わせるとともに、世界について考えるきっかけを作れればなと思います。

世界
スポンサーリンク

コーヒー農家の現実

コーヒー

コーヒーっておいしいですよね。

僕は大学生になってから背伸びをしてブラックコーヒーを飲んでいるうちに、気付けばコーヒー好きになっていました。

スターバックスでも、フラペチーノではなくコーヒーを頼まれる方も多いのではないでしょうか。
最近では、コンビニやファストフード店等で100円程度の値段で売られていることも多く、消費者にとってはこの上なくありがたいですよね。

では質問をします。

あなたがスタバで買った1杯のコーヒーによって、
コーヒー農家がいくら儲かるか知っていますか?

コーヒーを飲む女性

スタバのドリップコーヒーが1杯410円...。

最低でも定価の1/2、200円くらいは儲けてるんじゃないの?

正解は3円です。

これは2019年のアラビカ種のコーヒー豆価格に基づいて計算しています。
参考URL:https://ecodb.net/commodity/group_coffee.html

まさか3円とは、破格の安さですね。
ではその407円もの差額はどこに消えたのか?

差額はどこに消えたのか?

お金取引

それは取引業者や販売業者などの儲けになっています。

コーヒー農家から販売業者にコーヒーが届くまで、いくつもの業者間で取引が行われています。
流通、焙煎、インスタント加工などなど。

その過程で何回も何回もマージンが上乗せされていき、最終的に3円から410円もの値段に膨れ上がってしまっていたんですね。

マージンとは売上高から売上原価を差し引いたもので、売上総利益と呼ばれる。製造業界では売上高から製造原価を差し引いたもののことをいい、流通業界では販売額と仕入原価との差額をいう。人件費や販売管理費などは、マージンに含まれているため、マージンからこれらの費用を差し引いたものを、営業利益という。

「マージン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
2016年10月28日 (金) 01:06  UTC
URL:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%B3

1杯わずか3円という儲けで、コーヒー農家は生活できているのか?

結論から言えば、生きるので精一杯という状況です。

コーヒー1杯分のコーヒー豆を作るのには、栽培だけでなく、コーヒー豆の選別などでも何人もの手間が掛かっています。
そのため1人分の儲けに換算すると、もっともっと安くなるのですね。

エチオピアでは、コーヒー豆を1日8時間選別して得られる対価はわずか0.5ドル。
日本円にして日給わずか50円という過酷な現状もあるみたいです。

これは2008年に公開の映画「おいしいコーヒーの真実」を参照しました。

マーク・フランシス (監督), ニック・フランシス (監督)

▼書籍もあるみたいです▼

アントニー ワイルド (著), Antony Wild (原著), 三角 和代 (翻訳)

このような状況であるため途上国は、自立できない、教育も受けられない、休む暇もない、という貧困に陥っているんですね。
最近ではあまりの貧困に、麻薬の栽培まで始める農家もあるそうです。

それにしてもコーヒー農家は、なぜ3円という安値で売買をしてしまうのでしょうか?

なぜコーヒー豆を安値で取引してしまうのか

それにはいくつかの理由があります

コーヒー業界の寡占状態

現在、コーヒー業界には主要な4社が存在し、コーヒー市場の4割を握っています。
いわゆる寡占状態ですね。

寡占(かせん、: oligopoly)とは、市場の形態の一つで、ある商品サービスに係る市場が少数の売り手(寡占者、寡占企業)に支配されている状態のこと。少数が1社だけである場合は独占、2社ならば複占という。なお、買手側が寡占の場合(買手寡占)も存在する。
このような市場では売り手側の参加者は事実上少数なので、寡占企業はそれぞれ、他の寡占企業の動向に影響を与えることができる。

「寡占」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
2019年4月7日 (日) 17:17  UTC
URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%A1%E5%8D%A0

では寡占状態になるとどうなるか?

コーヒー農家は、売る相手を選べない状況なので、安値での取引を強いられるというわけです。

途上国の情報不足

途上国のコーヒー農家の多くは、先進国でのコーヒーの値段を知りません。
だから安値で取引をされていることを自覚していないというケースがあるみたいです。

コーヒーは焙煎して飲むということも、コーヒーが美味しい飲み物だということも、知らない。
1日1ドルにも満たない働き方しか知らない。
途上国にはそういう現状があります。

スポンサーリンク

打開策はフェアトレード

差別

どうでしょうか。
今までの説明を聞いて

発展途上国から搾取することで、先進国の僕たちは安い値段で美味しいコーヒーを飲めているのか。
先進国の僕たちはなんて素晴らしいのだろうか。

と思う方は、少ないですよね。

このような状況を改善するために生まれた仕組みがあります。
それが「フェアトレード」です。

フェアトレードの説明

「フェアトレード」とは日本語に直訳すると、「公正な貿易」です。

フェアトレードの定義は以下の通りです。

フェアトレードとは、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す貿易のしくみをいいます。

「 コーヒー ~フェアトレードと貧困~ 」
URL:
https://www2.rikkyo.ac.jp/web/taki/contents/2013/20130527.pdf

簡単に説明すると、「正しい値段で貿易をすることで、途上国の貧困を救おう」という取り組みですね。

フェアトレードでは取引の最低価格が定められており、それより低い価格で取引することができないのです。

フェアトレードで取引された商品には、このようなマークがついています。

「フェアトレードジャパン」
https://www.fairtrade-jp.org/about_fairtrade/course.php より

そもそもフェアトレードで途上国は自立できるのか?

これはできると思います。

アフリカの貿易収益が1%上がるだけでも、儲けは700億ドル上昇します。
そしてこれは現在アフリカが国際から受けている支援の、5倍以上の値であるからです。

フェアトレードが100%実現したら、アフリカの人達は相当豊かになると予想できます。

フェアトレードの認知率

フェアトレードの認知率は2015年で、29.3%
参考URL:https://www.peopletree.co.jp/press/press-pdf/2015/20150716_fairtrade.pdf

100人いたら70人も知らない人がいるのが現実です。
さらに認知している30人の中で、実際にフェアトレード商品を買う人は何人でしょうか?

あなたが意識的にフェアトレード商品を選ぶことで、途上国の人々を救うことができるのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は「日常にあるコーヒーから見えてくる世界」を紹介しました。

この記事で「面白い」と感じ、世界について考えるきっかけになればなと思います。

あなたはこの記事の内容を、明日にも思い出しますか?
明後日は、来週、来月、来年は覚えているでしょうか?

フェアトレードマークを見るたびに、この記事の内容を思いだして頂ければ幸いです。

フェアトレードバナナ
スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました